PLATEA

PLATEA No.26より
「自殺・過労死110番」
弁護士  高崎 暢

  今年も、父の日の前日(6月19日)、全国33都道府県35か所で開かれた。相談件数300件のうち、労災補償相談が138件、うち死亡相談が98件(うち自殺相談が52件)、働き過ぎ・過労死予防相談が114件が全国の結果である。

  北海道でも、相談件数26件のうち、労災補償相談が5件、うち死亡相談が3件(うち自殺相談が2件)、働き過ぎ・過労死予防相談が6件という結果であった。

  その日の相談電話で目立ったのが、過重労働による自殺の例と、必ずしも仕事と直接関係しない自殺願望者の電話であった。7月1日、警察庁は、自殺者が過去最高の3万2,863名(前年比35%増)となり、うち負傷や失業など「経済・生活問題」に起因する自殺は、40代、50代を中心に6,058名と前年の約1.7倍となったと発表。道警も、道内の自殺について、前年より約500名増加の、1,604名(前年比45%増)に、「経済・生活問題」の自殺は、407名で、昨年の198名の倍以上にのぼったと明らかにした。

  電話口での実感を裏付ける統計である。しかし、健全な社会の数字とは思えない。

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